メイクコラム
パウダーファンデーションの正しい塗り方|ムラなく仕上がるコツとツール選び

ベースメイクの仕上がりを左右するファンデーション。中でも「パウダーファンデーション」は、手軽に使えて仕上がりがサラッとするため、多くの方に支持されています。
しかし、いざ使ってみると
「粉っぽくなる」
「ムラになりやすい」
「時間が経つとヨレてしまう」
といったお悩みを持つ方も少なくありません。
このコラムでは、パウダーファンデーションの種類、正しい塗り方、使うツールの選び方、仕上がり別のテクニックなど、基本から応用まで詳しく解説します。毎日のメイクが格段に変わるポイントを押さえて、ナチュラルで美しい肌を手に入れましょう。
パウダーファンデーションとは?
パウダーファンデーションは、粉状のファンデーションをプレスト(圧縮)して固形化したアイテムです。コンパクトタイプが多く、鏡とパフがセットになっていて、持ち運びやすくお直しにも便利です。
主な特徴としては以下の通りです。
・肌に乗せるとサラッとした仕上がり
・油分が少ないため、皮脂が出やすい方にも適している
・使用感が軽く、ナチュラルなメイクに最適
・ブラシやパフなどツールを変えることで仕上がりに変化をつけられる
乾燥肌の方には敬遠されがちですが、保湿力のある下地と併用することで自然に仕上げることも可能です。

パウダーファンデーションのメリットとデメリット
メリット
・手軽に使える
・外出先でもお直ししやすい
・ベタつきが気になる季節にも快適
・肌表面をさらさらに保つことで清潔感が保てる
デメリット
・粉っぽくなりやすい
・乾燥しやすい肌には不向きな場合も
・高いカバー力を出すにはテクニックが必要
このように、パウダーファンデーションには特有の利点と注意点があります。次章では、塗り方の基本から見ていきましょう。
パウダーファンデーションの基本的な塗り方
ステップ1:スキンケアと下地で土台を整える
パウダーファンデーションは肌に直接乗せると乾燥しやすいため、まずはしっかり保湿しましょう。化粧水、美容液、乳液またはクリームで肌を整えた後、肌悩みに合った下地を塗ります。
下地は毛穴をカバーするものや、皮脂を抑えるもの、保湿力の高いタイプなどがあります。肌状態に合わせて選ぶことで、ファンデーションのノリが格段に良くなります。
ステップ2:ファンデーションを適量取る
パウダーファンデーションは、適量をパフまたはブラシに取りましょう。パフで取る際は、ファンデーションを軽く押し当てて少量ずつ取るのがポイントです。一気に取りすぎると、厚塗りになりやすく、ムラの原因にもなります。
ステップ3:広い部分から塗り始める
顔の中で一番広い頬から塗り始めます。中心から外側へ向かって、やさしく滑らせるように塗っていきます。おでこや鼻、あごも同様に中心から外側に向かって丁寧に。
目のまわりや口の周りなど細かい部分は、最後に残ったファンデーションで軽く整える程度でOK。塗りすぎるとヨレの原因になるので注意しましょう。
ステップ4:フェイスラインはぼかす
フェイスラインは塗り残しが起こりやすい場所ですが、厚塗りになると不自然に見えるため、外側へぼかすように塗ります。首との境目がはっきりしないよう、軽くなじませるのがポイントです。

ツール別の仕上がりの違い
パフ
もっとも一般的な塗り方。カバー力が高く、しっかりメイクしたい方におすすめ。押さえるように塗ることで、密着度の高い仕上がりになります。
ブラシ
ふんわりと自然な仕上がりに。ナチュラルメイクやツヤ感を残したい方に最適です。肌に対して優しく滑らせるように使うと、均一な仕上がりになります。
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クリームタイプやリキッドファンデーション向けと思われがちですが、実はパウダーでもOK。細かい部分やフェイスラインのぼかしにも便利です。

仕上がり別おすすめテクニック
マットに仕上げたいとき
パフで軽く押さえるように塗るのが基本。Tゾーンなどテカリやすい部分には重ねづけをすると、さらさら感が長続きします。
ツヤ感を出したいとき
保湿力のある下地やスキンケアを使ったうえで、ブラシでふんわり仕上げましょう。ツヤ系のパウダーやハイライトを重ねるのもおすすめです。
崩れにくさを重視したいとき
皮脂吸着効果のあるプレストパウダーをTゾーン中心に仕込むと、長時間崩れにくくなります。メイクキープミストと併用するのも◎
パウダーファンデーションがうまく仕上がらない原因と対策
肌が乾燥している → 保湿と下地を見直す
厚塗りになってしまう → 適量を少しずつ塗る
ムラになる → ツールを見直し、塗る方向を一定に
毛穴落ちする → 毛穴用下地を仕込む、仕上げにブラシを使ってなじませる
まとめ|パウダーファンデーションを味方につけよう
パウダーファンデーションは、軽やかでナチュラルな仕上がりが魅力のアイテムです。正しいスキンケアと下地、そして目的に合ったツールを使いこなすことで、格段に美しく、崩れにくいベースメイクが完成します。
朝のメイクだけでなく、日中のお直しにも使いやすいのがパウダーの大きな魅力。ぜひこのコラムを参考に、あなたの肌にぴったりの使い方を見つけてください。